~ラッピング・フィルムのように高性能PVD皮膜だけをお届けできたら~
この10年でようやくPVDコーティング技術は、生産現場から最終消費者の手元に行き渡ることになりました。自動車の省エネ・環境対策のために必要不可欠となったエンジン部品・燃料噴射系部品への実用化はまさにその代表例と言えるでしょう。 この分野に関わるあらゆる人たちの弛まない努力が実を結び、湿式メッキあるいはCVDなどの従来技術からの移行が加速しています。
「もし、ラッピング・フィルムのようにPVD皮膜だけお届けすることができたら」と思うことがあります。現場に備えておけば、必要な時必要な量、製品に包んで使うことができる。PVD皮膜の卓越した機能である耐摩耗性、摺動特性を、より手軽により身近に提供したい。いつも、アヤボのスタッフはそう願っています。
しかし、未だ、皮膜単体だけを持ち出す技術は存在しません。お客様は、設備を導入するか、あるいは設備のある工場に製品を持ち込まなければ、この高機能かつ高性能な技術を手にすることができません。
この不自由さからお客様を解き放つため、大切な製品を預けなければならないお客様の期待に応えるため、そしてPVDコーティング技術の効果を最大限発揮させるために、研削・研磨工程とコーティング工程を融合させたアヤボ独自の受託加工システムを確立しました。短納期・低コスト・高品質を実現するこのシステムによって生み出されたnano warpを、ぜひ一度お試しください。
代表取締役 兼 CEO 塚本 恵三